ギャラリーページは1ページ?投稿ごと?メリット・デメリットを解説

サイト開設のための知識

イラストや写真がメインコンテンツとなる場合、どのように展示するか……は非常に重要です。

ギャラリーページを作る方法はいくつかありますが、「サイパケ」ではシンプルに、

  • ギャラリー(Wordpressの機能)で管理する
  • 投稿ページで管理する

の、どちらかを推奨しています。

このページでは、2つの方法の実例とメリット・デメリットについてご紹介します。

ギャラリーで管理する

1つ目の方法は、Wordpressの基本機能である「ギャラリー」を利用するスタイルです。

例として、サイパケマンガを集めてみました。

クリックしたら全画面状態で表示される、一般的に「ギャラリー」と想像して出てくるものだと思います。

キャプションをつけることができますが、長文を入力するのは少々難しいです。

また、1列に表示する画像の数を変えることもできます。上記は1列を3つまでにしていますが、

下のように1列2個にすることも可能です。

1列に表示される数が少なくなった分、サムネイルも大きくなりましたね。

ギャラリーを使うメリット

このギャラリーを使うメリットは、いくつか考えられます。

追加が簡単

ギャラリーは追加が非常に簡単です。

ギャラリーの画像のどれかをクリックすると、ギャラリー用のメニューがでてくるので、そこから追加するだけでOK。

作成も簡単

作成も非常に簡単で、ブロックから「ギャラリー」を選択し、好きな画像を選ぶだけでOKです。

クリックして拡大させたい場合は、ギャラリー設定の「リンク先」を「メディアファイル」にするだけなので、特別ややこしい操作は少ないと思います。

1ページに絵をまとめられる

オリジナル、ファンアート、ジャンルごと……などなど、それぞれにギャラリーを作って、1ページにまとめることも簡単です。

「とりあえず絵を全部見ていけ!」という方であれば、理想のギャラリーを作れるのではないでしょうか。

ギャラリーを使うデメリット

ギャラリーの作成は非常に簡単ですが、いくつか考えられるデメリットもあります。

長文が掲載できない

作品を発表したい方の中には、その絵に関するエピソードや制作秘話、メイキングも一緒に掲載したいと思う方もいるでしょう。

その場合はギャラリーはあまり向きません。

「キャプション」として短文は記載できるものの、長文と共に作品を見てもらうにはあまり優れていない……と私は考えています。

カテゴリーやタグが使えない

大きな傾向を表す「カテゴリー」と、小さな傾向を表す「タグ」。

これは投稿ページにしか利用できず、ギャラリーにタグ付けすることはできません。

ギャラリーはPixivで言えばユーザーのトップページに該当するので、大まかな情報しか得られないと思っていただければいいでしょう。

より自身の作品を詳細に分類したい場合にカテゴリーやタグは活用できますが、ギャラリーを使う以上難しいです。

端数だとサムネイルの大きさが変わってしまう

ギャラリーの厳しいデメリットと私が思うところのひとつがこれです。

先程の例は1列にキレイに収まるようにしていますが、例えば1列3つの作品で、4つの画像を並べた場合はこうなります。

端数となった1個だけが大きく表示されてしまっているのが、おわかりいただけますでしょうか。

ある意味アピールっぽくはなるのですが、同じ大きさでキレイに並んでほしい……と考えるのであれば、ちょっと厳しく感じるかもしれません。

投稿ページを使う場合

もうひとつのアイデアが、投稿ページを使う場合です。

これは私のイラストサイト「Pictcyanin*」を見ていただくのがめちゃくちゃはやいのですが、このサイトはイラストに投稿ページを使用しています。

トップページには左右に移動、かつ自動で動く(「カルーセル」といいます)サムネイルを設置し、そこをクリックすることで、

個別ページへと行けるようになっています。

ギャラリーのように一覧でざっとその場で見せることはできませんが、じっくり作品を見せることに優れている方法ですね。

投稿ページを使うメリット

基本的には、ギャラリーのデメリットに該当する部分がメリットになります。

ページごとの管理ができる

「この絵を消したい」と思ったら、そのページを非表示(下書き)にすればいいだけなので、処理が簡単です。

長文を書けたり、他の画像も掲載できる

キャプションでは収まらない文章、絵と共に残したい文章など、長文も可能です。

また、複数の画像も掲載できるので、メイキングを載せたり、Twitterで載せたらくがきも一緒に掲載、なんてこともできます。

カテゴリーやタグで管理できる

投稿ページなので、カテゴリーやタグが利用できます。

カテゴリーから同じジャンルの作品をたどってもらうこともできますし、タグから作品の傾向やCPをたどってもらうことも可能です。

投稿ページを使うデメリット

ギャラリーに比べると、煩雑さが出てくるのがデメリットだと言えるでしょう。

作品の追加にいちいち投稿しなければならない

作品を追加する際、ギャラリーであれば3クリック程度で追加できますが、投稿ページの場合はタイトルをつけて、画像を置いて……と、それより手間がかかります。

さらに、文章を書くのであれば、1作品にかける時間が多くなります。

ギャラリーみたいに見せるには工夫が必要

ギャラリーのように、クリックしたら絵がアップされて表示されるわけではないため、少々工夫が必要です。

先程例にだした私のイラストサイト「Pictcyanin*」では、プラグインを使用してギャラリー風に見せています。

あらためて2つを比較!

と、それぞれのメリット・デメリットをご紹介したところで。

改めてそれぞれの方法を比較してみましょう。

ギャラリー
  • 追加・管理が簡単
  • 1ページで完結できる
  • 長文や関連画像を重ねるのは不可
  • カテゴリー・タグが使えない
投稿ページ
  • 作品ごとにページを作る必要あり
  • 長文も画像追加もOK
  • カテゴリー・タグが使える
  • ギャラリー風にするには工夫が必要

どちらも一長一短なので、こっちが確実にいい!というわけではありません。

ご自身が作品をどういった感じで紹介したいかが一番大切です。

もちろん、こういった部分もしっかりヒアリングにて最適な方法をお探しします!

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